公認内部監査人(CIA)tunetterのブログです。 内部監査の試行錯誤を記録していきます。

にほんブログ村 経営ブログ 経営学へ
いま何位?

ラベル CIA PartIV の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル CIA PartIV の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2010年3月8日月曜日

ポーターの一般戦略

※先週末から事情により投稿できない状況でした。本日より再開します。

久しぶりにCIA試験PartIV関連のことを書きます。

戦略的マネジメントの競争戦略 としてポーターの一般戦略というものがあります。これは試験対策的には完全に理解し、暗記していなければならないものです。簡単に解説してみましょう。

ポー ターの一般戦略では
  • 「競争の優位性の源泉」と「競争の範囲」を軸に戦略を整理する。
  • 競争の優位性には、自社の 製品やサービスが差別化できる(高くても売れる)かコストリーダーシップをとれる(誰よりも安く売れる)かの2点がある。
  • 競争の範囲に は市場全体を狙うのかニッチ市場をねらうの2点がある。
これらを組み合わせると下図のようになります。

広
↑
市_コストリーダーシップ____差 別化
場
の
広
さ_コスト集中化______差別化集中化
↓
狭
____低←---コスト---→高

それぞれの特徴は、以下のとおりです。
  1. コ ストリーダーシップ戦略:低コスト・大量生産
  2. 差別化戦略:こだわり・高級ブランドなど
  3. コスト集中化戦略:若年層向 け・低価格
  4. 差別化集中化戦略:地域限定・富裕層向け
3と4は集中化戦略としてまとめるケースもあります。とても ベーシックなフレームワークなので確実に理解しておきましょう。

2009年12月25日金曜日

ファイブフォース分析

今日は内部監査の専門的な話題ではなく、CIA試験のPartIV「ビジネスマネジメントスキル」から産業構造の分析手法であるファイブフォース分析についてピックアップします。

ファイブフォース分析はマイケル・E・ポーター氏が提唱した競争要因モデルです。文字どおり、ビジネス上の5つの競争要因について説明しています。5つの力とは以下のとおりです。

  1. 新規参入の脅威
    • 新規に市場へ競合が参入する脅威のことで、参入障壁や必要資本などが影響する。
  2. 代替品の脅威
    • 顧客が代替品を購入する脅威のことで、切替コストや顧客のこだわりが影響する。
  3. 買い手の交渉力
    • 買い手が値下げ等の条件改善を迫る脅威のことで、代替品の多さや顧客の情報量が影響する。
  4. 供給者の交渉力
    • 供給者が値上げ等の条件改善を迫る脅威のことで、供給者の独占レベルや差別化の程度が影響する
  5. 既存業界内の競争
    • 業界内での競争の激しさのことで、業界の成長率や製品の差異が影響する。

図にすると…


_____________新規参入する企業
_________________|
_________________|1.新規参入の脅威
_________________↓

_____供給者-----→ _競争業者_←-----買い手
__4.供給者の交渉力__5.既存業界内の競争__3.買い手の交渉力

_________________↑
_________________|2.代替品の脅威
_________________|
________________代替品

業界の競争構造をこのフレームワークに沿って整理すると新しい発見があるかも知れません。

2009年12月11日金曜日

バランス・スコアカード超簡単解説

今日は内部監査の専門的な話題ではなく、CIA試験のPartIV「ビジネスマネジメントスキル」から戦略的マネジメントのツールであるバランス・スコアカードについてピックアップします。

戦略的マネジメントのツールの主流となっているのはバランス・スコアカード(Balanced Scorecard)です。バランス・スコアカードというと一見難しそうに思えますが、最終型は以下の様なものです。

----------------------------------------------
4つの視点__戦略目標(KGI)_重要成功要因(CSF)_重要評価指標(KPI)_目標数値_アクションプラン
----------------------------------------------
財務の視点
----------------------------------------------
顧客の視点
----------------------------------------------
業務プロセス
の視点
----------------------------------------------
学習と成長
の視点
----------------------------------------------

各項目の概要は以下のとおりです。
  1. 戦略目標(KGI=Key Goal Indicator):売上拡大、問合せ対応品質の向上等
  2. 重要成功要因(CSF=Critical Success Factor):顧客単価の底上げ、回答時間の短縮等
  3. 重要評価指標(KPI=Key Performance Indicator):売上高、回答までの所要時間
  4. 目標数値:KPIの目標数値:前年比10%アップ、24時間以内の回答
  5. アクションプラン:具体的な実行策:セット販売、問合せデータベースの導入
  6. 財務の視点:財務体質はよくなるか?
  7. 顧客の視点:顧客をつかむことができるか?
  8. 業務プロセスの視点:早く廉価にサービスを提供する体制か?
  9. 学習と成長の視点:人材の能力は向上するか?

バランス・スコアカードを作るには以下の手順を踏みます。
  1. ビジョン策定
  2. SWOT分析
    1. 3C分析
    2. クロスSWOT分析
  3. 戦略目標・戦略マップ策定
  4. KPI設定
  5. 目標値設定
  6. アクションプラン策定

個々の手順はもっと説明が必要ですが、今回は割愛します。詳しく知りたい方には以下のWebサイトが参考になります。
http://www.itl-net.com/bsc/index.html

バランス・スコアカードの手法は組織の規模の大小に関係なく適用できます。皆が同じ目標に向かって進むためのツールとして導入してみると良いかも知れません。