公認内部監査人(CIA)tunetterのブログです。 内部監査の試行錯誤を記録していきます。

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2009年12月25日金曜日

ファイブフォース分析

今日は内部監査の専門的な話題ではなく、CIA試験のPartIV「ビジネスマネジメントスキル」から産業構造の分析手法であるファイブフォース分析についてピックアップします。

ファイブフォース分析はマイケル・E・ポーター氏が提唱した競争要因モデルです。文字どおり、ビジネス上の5つの競争要因について説明しています。5つの力とは以下のとおりです。

  1. 新規参入の脅威
    • 新規に市場へ競合が参入する脅威のことで、参入障壁や必要資本などが影響する。
  2. 代替品の脅威
    • 顧客が代替品を購入する脅威のことで、切替コストや顧客のこだわりが影響する。
  3. 買い手の交渉力
    • 買い手が値下げ等の条件改善を迫る脅威のことで、代替品の多さや顧客の情報量が影響する。
  4. 供給者の交渉力
    • 供給者が値上げ等の条件改善を迫る脅威のことで、供給者の独占レベルや差別化の程度が影響する
  5. 既存業界内の競争
    • 業界内での競争の激しさのことで、業界の成長率や製品の差異が影響する。

図にすると…


_____________新規参入する企業
_________________
_________________|1.新規参入の脅威
_________________

_____供給者-----→ _競争業者_←-----買い手
__4.供給者の交渉力__5.既存業界内の競争__3.買い手の交渉力

_________________
_________________|2.代替品の脅威
_________________
________________代替品

業界の競争構造をこのフレームワークに沿って整理すると新しい発見があるかも知れません。

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