月刊監査研究2010年1月号に「原点回帰の経営戦略」という王将フードサービス代表取締役社長軒営業本部長大東隆行氏の第43回内部監査推進全国大会記念講演の内容が紹介されていました。
大東氏は餃子の王将で知られる王将フードサービスの社長兼営業本部長で先代の創業社長から引継ぎ王将を見事に立て直した経営者です。
私も第43回内部監査推進全国大会に参加したものの、仕事の都合により本記念講演を聴くことができなかったため、今回の記事を待ち遠しく思っていました。今回は本講演内容で私が感銘を受けた言葉を紹介します。
- 先代社長は強引でカリスマ性以上の仕事の鬼みたいな人だったが、ものすごく心に温かみ、想いがあった。それにカリスマ性に重みがあった。軽いカリスマ性では、絶対、人はついてこない。
- お客さんが入って、「あっ、変わったな」という変化を感じるような改造の仕方をしなければ、数字の変化はでない。
- 上の者が燃えなくして、何で下が燃えるのか。上の者が伝えなくて、何で下の者に伝わるのかと。(中略)言葉というのは自分の魂、言霊なんだ。
- 仕事力があっても人間力が乏しければ、絶対、人がついてこない。上の者はファンがいる、柔軟性がある、この人についていったら何かいいことがあるという魅力を持たないといけない。
- 最初から最良なんか絶対あり得ない。実践して、悪いところを直しながら、それによって最良を目指していく。
- 本部から管理監督していれば、だんだんぶら下がるものが多くなっていき、本部としてはだんだん重荷になってきて、目が届かなくなっていく。
- 利益を追って利益を残すのではなく、いい人材を揃えて育て残していったら、勝手に利益を生んでくれる。
- 意見を発表するときに、資料を見て発表しているのなら、それは自分のものにまだなっていない。
- 会議でも何でも言いやすい者ばかり怒っていても、絶対そこに緊張感は生まれない。
- 会議には1個だけでいいから数字というものを絶対に入れないといけない。そうすることによって目標というものができる。
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