公認内部監査人(CIA)tunetterのブログです。 内部監査の試行錯誤を記録していきます。

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2009年12月14日月曜日

内部監査の成熟度に関するアンケート調査結果

月刊監査研究2009年9月号に「内部監査の成熟度に関するアンケート」調査結果報告というCIAフォーラムNo.4-Aの研究会報告が紹介されていました。

この調査は内部監査機能の発揮状況を38項目についてのアンケートで140社からの回答を得たものです。アンケート結果はいくつかの観点で整理され、最終的には内部監査の成熟度を表す項目の特定を試みています。

アンケート結果で私が気になった項目について雑感をコメントします。
  1. 項目別には独立性や指摘・勧告への対応状況、予算や監査の網羅性の確保等の全社的な内部監査体制の整備に係る項目は平均点が高い。
    • おそらくJ-SOXにより、内部監査の存在が経営者に認識されてきた。
    • でも、監査法人と監査役と内部監査の違いはまだまだ認識されていないだろう。
  2. 外部の第三者による内部監査の品質評価、継続的モニタリング/監査、監査支援ソフトの導入等比較的新しい課題の項目は平均点が低い。
    • 内部監査の導入だけで手一杯で先進的な監査手法の導入はこれから。
    • 米国は進んでいる(らしい)。
  3. 業種別には金融保険の平均点が高い。
    • 金融保険は、その業態上、内部監査の重要度が高い。
    • 監督省庁によるチェックも厳しい。
  4. 企業規模別では規模が大きいほど平均点は高い。
    • 組織が大きくなればなるほど内部監査の必要性が高くなる。
    • 経営者が直接見ることができない領域が増えるから。
  5. 公認内部監査人の数が多い企業ほど平均点は高い。
    • やはり、専門知識を持つ人が多いと品質も上がる。
    • 公認内部監査人に対する認知ももっと広がって欲しい。

内 部監査は法定監査ではないため、業態や企業規模により導入の状況がまちまちです。特に、日本では監査役との違いも認識されないケースが多くあります。米国 での状況から推し量るに、日本でも近い将来、スキルとしてまたキャリアとして内部監査が認識される時代がやってくると思います。

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