公認内部監査人(CIA)tunetterのブログです。 内部監査の試行錯誤を記録していきます。

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2009年12月22日火曜日

内部監査を志す人?

月刊監査研究2009年12月号に「『組織運営と内部監査』2009年度4月期履修者の分析」という放送大学学務部連携教育課による分析結果が報告されていました。

2009年度から放送大学にて「組織運営と内部監査」という授業科目が設定されています。この科目は社団法人日本内部監査協会が支援しています。今回はこの分析結果をご紹介しましょう。

放送大学には全体で7万5千人超の在籍者がおり、「組織運営と内部監査」の履修者は913名いるそうです。履修者の属性の傾向は以下のとおりです。

  1. 科目履修生(半年間在籍)の割合が高い
    • 科目履修生(半年間在籍)以外には学士取得を目指す全科履修生と選科履修生(1年間在籍)、他大学の単位と互換する特別聴講生がいる。
    • 科目履修生が履修者の27%を占める。
    • 全在籍者の科目履修生の比率は8%
    • 学士取得を目指す全科履修生が50%程度にとどまる。
    • 全在籍者の学士取得を目指す全科履修生の比率は67%
  2. 45歳~59歳が最も多い
    • 45~59歳が履修者の40%超を占める。
    • 全在籍者の45~59歳比率は28%
  3. 男性が多い
    • 男性が履修者の80%超を占める。
    • 全在籍者の男性比率は42.5%
  4. 会社員銀行員等が最も多い
    • 会社員銀行員等が履修者の60%超を占める
    • 全在籍者の会社員銀行員等の比率は18.2%

以上の結果からこの報告では、履修者は民間企業に勤め、組織の中では管理的な立場にある人ではないかと推測しています。また、この科目を履修することでCPE単位が付与されることから協会会員が多くを占めるのではないかとも推測しています。

ある意味予想されていた結論かも知れません。米国ではもう少し若い層がキャリアのひとつとして内部監査を選択する傾向があるらしいのですが。。。

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